マンションリフォーム売上ランキングを開始した2014年以降、上位企業の内訳を調査した。この10年で目立つのが、住友不動産グループ(東京都新宿区)とリフォーム専業店と「中古+リフォーム」企業、買取再販を手掛ける企業。10年間でどのように変化してきたかを解説する。
ニッカ100億円超え
ランキングにはある特徴と変化がある。まず特徴的なのは、住友不動産グループの高優位性だ。10年にわたり、常に1位を保っている。2014年は141億円で今回は223億7000万円と、10年間で約1.6倍に成長している。
同社の強みは、大型リフォームのブランド「新築そっくりさん」。開発理由は1995年の阪神・淡路大震災がきっかけで、中古戸建ての耐震補強がメインだった。しかし近年は、マンションリフォームも強化。2014年は、リフォーム売上高のうちマンションリフォーム売上高の割合は10%。だが今回は19.1%まで増えている。
一方で変化してきたのは、「中古+リフォーム」をワンストップで行うリフォーム専業店、買取再販を手掛けるグループ会社の成長だ。買取再販とは、企業が不動産を購入後、リフォームし販売するビジネス。
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